7月も半ばとなり、梅雨明けも近付いてきましたね。
去年は随分早い梅雨明けとなりましたが、関東では(平年)7月21日頃が梅雨明けの目安となるようです。
梅雨の期間は洗濯物も乾きにくいし、混雑や傘の挟み込みで電車は遅れがちだし、はやくスカッと明けて欲しいものです。

梅雨明けは特に熱中症に注意が必要

梅雨が明けると夏本番。
最高気温が上昇するのに比例して、熱中症の発生数も増加します。
特に注意が必要なのは、急に気温が上昇する梅雨明けのタイミングです。
定期的な水分補給や適度な休憩など、十分な熱中症対策を行なって臨みたいですね。

熱中症の恐怖

筆者は今年の5月に一度、重篤な熱中症を発症しました。
熱中症の恐ろしいところは、自分自身がその兆候に気付きにくいということです。
「具合が悪い」と気付いた時には既に遅く、十分な水分摂取と日陰での休息が必要となり、症状が重ければ病院送り、最悪の場合は命を落とすこともあります。

エアコンの使用や換気が不十分な場合は屋内でも熱中症にかかることはありますが、当然ながらもっとも熱中症の発症が多いのは屋外です。
特に建設現場の作業員の発症が多く、年間の熱中症による死傷者数のおよそ2割にあたります。
原因は様々ありますが、現場の作業員個人に自己管理を委ねてしまっていることが背景にあるようです。
この問題に、いくつかの企業がIoT、AI技術での解決に乗り出しています。

※【BRANU MAG】に2019年6月25日に掲載された記事より引用しております。
熱中症事故をテクノロジーで防ぐ!~建設作業員を守るIoTソリューションとAI技術~

建設作業員を熱中症から守るIoTソリューションとAI

「作業員の自己管理に任せる熱中症対策には限界がある…」

この問題に正面から取り組み、熱中症事故の原因となる根本に「テクノロジーの分野」から切り込んだ対策が近年注目を集めはじめています。ここではその一部をご紹介したいと思います。
loTとAIで熱中症リスクを管理&サポートする「ウエアラブル型システム」
繊維事業を中心に、環境メカトロニクス事業などを展開するクラボウ(正式社名:倉敷紡績株式会社)が、建設現場での熱中症予防にむけた画期的なウエアラブル型システム「スマートフィット」を開発。作業服(インナー)に取り付けた端末が、作業員の体調変化や暑熱環境のリスクをリアルタイムで解析して、管理者に情報送信するというものです。


画像引用元:BRANU MAG

Smartfit(スマートフィット)|https://www.smartfit.jp/

衣服に装着された端末が、日頃の作業員個人の脈拍や心拍数などの生体情報を解析し、自動学習(AI)機能によって、個人の当日の体調を管理者が把握できるのです。また、作業場の暑熱環境データをもとに、作業員個人の「熱ストレス」と「作業強度」の情報がインターネットを介して、リアルタイムで管理者に伝わるという優れものなのです。

そのため、管理者が遠隔地にいても各作業員の情報が確認でき、水分補給や休憩の指示ができるため、熱中症事故を未然に防ぐことができます。

工期との兼ね合いや「休むわけにはいなかい」という心理状態など、熱中症対策を阻害する要因は多く存在します。
また、作業員によって体力や日々の体調にも個人差があり、管理者がその全てを把握するのは困難です。
それら問題に対して、作業者個人から収集されたクラウド上の生体情報など(ビッグデータ)の分析を行い、客観的な情報の提供を可能とした上記システムは画期的と言えます。
ハイテクシステムの導入で、1日も早く建設現場から熱中症がなくなるといいですね。

※引用元の記事の主張と、本記事の主張内容は関係ありません
[執筆:ハル・クムラ
[最新更新日:2019年7月16日]