近年、社会全体で人手不足が叫ばれている中で物流業界ではインターネット通販等の普及による配送品の物量増加やドライバー不足による配達の遅れや心身負担の増加が問題となっています。そんな中、物流業界の人手不足や労働問題を解消すべく、配達ロボットの開発が世界各地の会社で進められています。

ラストワンマイルとは
 物流業界におけるラストワンマイルの定義は「商品の受け渡し接点(場所)」を意味します。具体的な距離を意味する1マイルではなく、物流センターないし店舗から購入者の元までの区間をラストワンマイルと表現しています。

Amazonが自社開発の配達ロボットを運用テスト開始

 米国時間の1月23日に自社開発の配達ロボットである「Scout」を発表しました。実証実験はワシントン州のスノホミッシュ郡で行われるとのことです。Scoutの特徴はクーラーボックス程度の大きさで六輪式となっています。配達ロボットなので、将来的には全自動で配送することを想定しているでしょうが、テスト段階ではAmazonの社員がScoutに同行して動作確認をするそうです。

日本の会社でも配達ロボットを開発中

 Amazon以外にもイギリスの「Starship Technologies」等も配達ロボットを開発しておりますが、日本でも配達ロボットを開発している会社があります。それが宮崎県に本社を置く「株式会社Hakobot」です。なお、配達ロボットの初号機は2018年11月17日に名古屋で行われた「ホリエモン祭」で初披露されましたが実証実験についてはまだこれからだそうです。

配達ロボットが物流業界の救世主になりうるのか


 現状では開発している各社の配達ロボットの特徴が六輪式で共通しているのは自動走行において六輪が一番理にかなっているということでしょうか。まだまだ開発中でしょうから六輪以外のデザインも登場する可能性が大いにあるでしょう。

 また、自動走行して購入者へ荷物を届けるうえで課題となるのが一般の車道を走行するうえでの安全性ではないかと考えられます。近年は自動車業界において新車に搭載されている安全装置で対人及び対物衝突を回避できるような機能が搭載され、目的地まで問題なく運搬できれば配達ロボットが物流業界の救世主となりえるのではないでしょうか。

 将来、インターネットで注文した商品を届けてくれるのが配達員ではなく、配達ロボットになるのかもしれません。

参考URL:
Amazonがついに宅配ロボットを開発! 名前は「Amazon Scout」
夢の配達ロボット「Starship Technologies」のデリバリーロボットが凄い
Hakobot社の自動配送ロボット初号機が『ホリエモン祭 in 名古屋』にてお披露目