「人生100年時代」を迎えるにあたり、重要になってくるのは『健康寿命』という考え方です。
いくら長生きできたとしても、晩年寝たきり、薬漬けの日々を送るのでは、人生の楽しみが半減してしまいますよね。
健康でいることは医療費を削減できるだけでなく、健やかな老後を送るためにも非常に大切なことなのです。

【ヘルスケア × テクノロジー = ヘルステック】

ヘルスケアにテクノロジーを活用したものを「ヘルステック」と呼びます。
例えば最近では、スマートウォッチが運動や睡眠など個人の健康管理のサポートをしてくれるようになりました。
2025年以降に想定される介護問題(介護難民の急増)を解決するための有効な手段として、さらなる成長の期待される分野です。

企業による従業員への健康管理に関しても、注目が高まっています。
株式会社アドバンテッジ リスク マネジメントは、“健康AI事業”を推進するライフログテクノロジー社との提携により、総合健康経営プラットフォーム事業のさらなる強化・拡大を目指すことを発表しました。

■ライフログテクノロジー社について
 このたび提携するライフログテクノロジー社は、人工知能(AI)の研究者、データサイエンティスト、管理栄養士、エンジニアで構成されたヘルステック企業です。同社が提供するヘルスケアアプリ「カロミル」は、同社が独自開発した最先端のAI技術を活用し、スマートフォンで写真撮影するだけで日々の食事やバイタル、運動の記録・管理を簡単に行うことができます。同アプリは獨協医科大学 埼玉医療センターにおいて、肝硬変患者の治療の一環として実施されている栄養治療や、東京地下鉄株式会社(東京メトロ)が実施する従業員の健康推進に関する実証実験などにも活用されています。

■提携のねらい
 当社は、こうしたライフログテクノロジー社が有する優れたAI技術や蓄積されたデータと、当社の強みである  行動変容を促す適切な心理的支援を組み合わせることで、食生活や運動習慣への意識を高め、健康改善の動機付けを支援できるものと考えています。
 また、当社が展開する総合的な健康経営コンサルティングサービスの一環として「カロミル」を導入することで、ストレスの状態や職場環境、仕事の生産性、エンゲージメントなどのビッグデータに加え、食生活や運動習慣、バイタルデータを集積することで、企業が抱える潜在的なリスクを抽出し、その課題に応じた「健康経営」サービスを提供することができるようになります。
 今後は、こうした双方のデータを集積し、分析することで、データを有効活用した新ソリューションの開発にも着手してまいります。

ヘルステックで見えた日本の未来

ビッグデータの観点で見ると、人は生きているだけで常にデータを発し続けていると言えます。
全ての人の日々の情報を蓄積・分析・活用していけば、いずれ「病気になることが珍しい」というような時代が到来するかもしれません。
いつまでも健康に過ごせる人たちが増え、将来の医療費・年金の問題を解決できたとき、「真の長寿大国」として日本ははじめて世界に対して堂々と胸を張れるのではないでしょうか。
身体の不安、お金の不安のない健やかな老後を過ごすため、私自身もビッグデータとAI技術の活用で生活習慣の見直しを行なっていきたいと思います。

[執筆:ハル・クムラ
[最新更新日:2019年7月3日]