RPAで何ができるの?

では、具体的にRPAは何が出来るのでしょうか。

冒頭で紹介したとおり、”デスクワーク業務の代行”が可能です。
デスクワークと言っても幅広いですが、【作業手順が決まっている】【同じ作業を繰り返す】などの単純作業が向いているとされます。

企業によって定例業務も様々でしょう。
ただ、精算処理などはほぼ決まった作業を行っているのではないでしょうか。
このような点から、RPAはホワイトカラー(事務労働に従事する労働者)の作業に強いソフトウェアとなっています。

同じ自動化という面ではVBAもありますが、VBAが主にoffice系の自動化に向いているのに対し、RPAはoffice系だけでなく様々なツールとの連携も可能な為、自動化できる幅が広い事が利点です。
作成する前には作業内容の洗い出しが必要なので、状況に応じて使い分けされると良いと思います。

メリット

それでは、RPAを導入する事によるメリットは何でしょうか。
まずは先に述べているとおり、人手不足をフォロー出来ます。
人がいない事により、一個人に対して業務過多もあり得るでしょう。
その人の労働時間短縮も可能です。

定例業務に費やしていた時間を短縮出来ると言う事は、その他の仕事に時間を割ける余裕が生まれる事に繋がります。
業務に追われて余裕がなく、起こってしまいがちなヒューマンエラーは
RPAにはありません。
決められたとおりの動きをするだけなので、正しく作れば業務の品質を保つ事も可能です。

また、
RPAの処理速度は人間よりも早い為、作業時間の短縮は大きなメリットです。
あくまでも一例ですが、月に何十時間もかけていた作業を、RPA化した事により数時間程度に短縮できた事例もあります。

そして、プログラミング経験がない人でも作れると言う事は、開発コストを抑えられるというメリットもあります。
プログラマーを新たに雇う必要がなく、先に述べたとおり様々なツールとも連携している為専用の業務システムを購入する必要もなく、コストを抑えながら改善していく事が可能です(※連携していないツールもあるので事前に確認は必要です)

結構魅力的なメリットですね。
ですが、メリットだけ紹介すると怪しい商売になってしまうので、デメリットも紹介します。

デメリット

RPAに触れて間もない筆者がまず感じたのは、「処理速度が速すぎて正しく処理されない事がある」、という点です。
誤った処理を継続してしまう事もありますし、入力速度の調整などは可能ですが、そうすると処理スピードは落ちてしまいます。

また、これは他の開発でも同じ事ですが、組み込んだシステム等に変更があった場合修正が必要になる事。
そして、これも人が作業しても同じ事ですが、ネット環境やソフトウェア状態に左右されてRPAが起動できない可能性がある事と、引継ぎがされず、RPAがどういう処理をしているか分からない状態になってしまう可能性がある事などです。

RPAに業務代行してもらうからと言って、マニュアル等が不要になる訳ではありません。
様々なリスク対策は変わらず必要になります。

自動化は、人から仕事を奪うと思ってしまう人もいるかもしれません。
ですが、「部下が増えた」という気持ち位で良いのではと思っています。
新入社員が入った時自分が持っている仕事を教えますが、仕事を奪われたといつまでも感じるでしょうか。
その分、新しい仕事が割り振られないでしょうか。
自動化もそういう事なのではないかと思っています。
RPAに任せた分、仕事の幅が大きく広がる可能性があります。

如何でしょうか。
RPAがどのようなものか、少しはイメージを掴めたでしょうか。

弊社にてRPAの業務に携わっている社員のインタビュー記事はこちら!


この機会に是非RPAに触れてみてください。