ウェアラブル端末とは身体に身に付けるコンピューターデバイスの事を指します。
主に時計型やリストバンド型のウェアラブル端末を見かけるのではないでしょうか。これらはスマートウォッチやスマートブレスレットという名称で主に以下のような機能が備わっています。

スマートウォッチがあると何ができるのか


 「ウォッチ」である以上、当然時計機能は備わっていますが、それ以外の主な機能は次の通りになります。

①健康管理機能

 身に付けて生活をするだけで歩数や移動距離、心拍数、消費カロリーの他に睡眠時にも身に付けておけば睡眠時間や睡眠の深さを計測することができます。医療機器ではないため、数値の正確性については専門機器ほどでないにしても目安としてみたり、日々の健康を意識する点においては十分役割を果たしているのではないでしょうか。

②通話・メール・SNSの着信通知機能

 所持しているスマートフォンとBluetoothで連動することによりスマホへの着信をスマートウォッチへお知らせしてくれます。この機能によりスマートフォンを見なくても着信が確認でき、ディスプレイ付きのものであればスマートフォンを取り出さなくても確認が可能です。

 スマートウォッチ単体でも使用可能ですが、スマートフォンとBluetooth接続した連動によりスマートフォンを毎回確認せずとも素早く情報を取得できたり、自身の健康状態を可視化できるメリットがあります。

ウェアラブル端末はスマートウォッチだけじゃない


 スマートウォッチほど種類が豊富ではありませんが、メガネ型のウェアラブル端末(=スマートグラス)というのもあり、市販のスマートグラスに搭載されている主な機能は以下の通りです。

①マイク・骨伝導スピーカー機能を搭載

 スマートフォンとBluetoothで連動する事によりハンズフリーで通話が可能であったり、イヤホンなどで耳を塞ぐことなく音楽を聴く等ができるため、外部の音が遮断されず安全性が向上するメリットがあります。

②映像視聴機能

 日本国内ではエプソン社がコンシューマー向けに「MOVERIO」を販売しており、スマートグラスをかけただけで目の前に大画面の映像が視聴できる端末となります。スクリーンがなくてもこの端末だけで大画面の映像を楽しめるメリットがあります。

その他、ビジネス向けを想定したスマートグラスではAR(拡張現実)機能を搭載した端末も開発されています。現在は端末が高価である等の課題はまだありますが、開発が進めば価格も抑えられて今後のスマートグラスの普及が期待されるのではないでしょうか。

ウェアラブル端末が当たり前にある生活はやってくるのか


 Apple社の「Apple Watch」をはじめ各メーカーからスマートウォッチをはじめとしたウェアラブル端末が発売され、家電量販店や通販サイトでもよく見かけるようになりました。では現在はウェアラブル端末が普及していると言えるのでしょうか。

 筆者の個人的見解としてはまだウェアラブル端末は普及の途上にあると考えます。スマートウォッチの点で考えますと、まだ現状ではビジネスシーンで利用しやすい端末の数が少なく、ビジネスで利用しづらいのではないでしょうか。また、健康管理機能を前面に押している面もあり、健康に気を付けている人しか興味を持たないのではという点も大いに考えられます。

 そうとは言っても、パーソナルコンピューターが1970年代に誕生して以来、約50年の間に端末がこれだけ小型化できた進化の歴史を考えると、ウェアラブル端末も近い将来にさらなる高機能化されてスマートフォンのように生活必需品になる未来はそう遠くはないのかもしれません。

後編>>時計や眼鏡だけじゃない、着るウェアラブル端末がスポーツウェアの常識を変える